営業から労使トラブルまで
今週は、新しいご相談が多かった週でした。弊社の 新規顧客獲得ルートは、だんぜんご紹介が多く、 芋づる営業という言葉がぴったりです。
・既存のお客様からのご紹介
・所属団体、行政からのご紹介
・紹介サイトを見て
・Webサイトを見て
・ブログを見て
大変にありがたく、心から感謝をしつつ、ご紹介くださった方の“顔”をつぶさないよう、 期待価値を上回るよう、親身&有効な アイディアや課題解決策案をご助言できたか・・・・ 自分の業務評価と改善も忘れずにいたいものです。
さて、でも・・
経営には、さまざまな問題、障害がつきものですから、
ワクワク♪な新規展開のご相談よりも、
『こまった、こまった、どうにかしてくれ〜』という、 火事状態での緊急消火のご相談の方が多いのは当然です。
特に今週は、空から降ったおたまじゃくし的な振ってわいた緊急事態 に遭遇された方が4名ほど、おられました。
- 未回収トラブル
- 労働関連トラブル(2件)
- 契約トラブル
どんなトラブル、障害も、乗り越えていかなくては進みません
そして、忘れてはならないのが、
◆緊急に最適に、その場を治める対応策とともに
◆二度と同様のトラブルが起こらないようにする対策も実施するということです。
喉もと過ぎると、後者はおざなりになることが多いですから、 必ず、この2つは、別物として、並行して進めるようにいたしましょう!
未回収のトラブルは、リスクが高いので通常対応していない取引形態を受け入れたために発生しました。
労働関連のひとつは、納期間近の仕事を任されていた従業員さんの急な長期欠勤でした。 精神的な病ですので引継ぎ不能で、期限は来る・・・こういうご相談への私の仕事は、
期限までにこれを完了させる点では
・やるべきことの交通整理
・アウトソースできるものの洗い出しと依頼
二度起こさない対策と言う点では
・業務の<見える化推進です。
少人数でも、見える化って必要なんだ!と、しみじみ思っているこのときこそが、改善時!
ちょっと大変だなあと思っているのは、もうひとつの労働問題・・・ 労使トラブルです。
労使のトラブルは、“情”で解決できる間は、 両者が相手を理解しあって、お互いに満足度を高める策を考える・・ ファシリテーション的ご支援ですみますが、
この件は、お客様企業を2月に退職した方が 団体交渉申し入れをされ、かなり悩ましい状況です。
2年前、経営不振で解散する企業の1事業を別法人で買取り、 雇用継続するかたちで引き継いだ若い経営者さんは、 この事業を立直し、育てることが第一でしたから、継続した雇用に関しては、気持ちで対応してこられたようです。
『1年半の勤務で、退職金もないでは、困るだろう』と会社経営も苦しい中、 お餞別金だけでなく、退職後の3ヶ月間で30万程度を退職金として振り込んでいました。 この元従業員さんは、最後の振込みを確認後、翌日、訴えて来られたという事情なのですが、 心情的な正しさと、法的な正しさは、異なるのです。
法的には、会社の立場が弱いのですが、総額500万ほどを要求する元従業員さんは、 今、その金額を払えない会社の状況や、潰れる可能性が大きいこともご存知だと思うのですが、 “心情的には残念”というのが実情です。
経営者の皆様!!!お忙しい日々ではあるでしょうが、 リスクマネジメントも実施して、トラブルを起こさない、 トラブルに強い体質をどうか、心がけてください!!