ひとがいない!&職がない!
今日は、15時〜
北九州市の雇用推進協議会会議に参加。
考えると、雇用関連では、3つの委員会に参加をしていたりします。
次女の通う大学からも、保護者向け就職対策説明会の案内が来ていましたし、
それだけ、雇用の問題は、深刻ということなのでしょう。
ですが、逆に、人探しの依頼もたくさん受けています。
従前よりご案内しておりますとおり、 弊社でも、スタッフ大募集中だったりいたします。
釈然としない相反する状況ではありますが、おそらくは、ふたつの ミスマッチのせいかと思います。
- 募集の仕方が悪い
- 欲しい人材と出会える場所と機会のアンマッチ
- 求められる人材が少ない
- 求職者に企業が欲しい人材像が見えていない
果たして企業は、どんな人材を求めているのでしょうか・・・・
ひところは、
協調性、協調性と声高に言われたことがございます。
協調性とは、目立たないことではなく、 相手の意見を聞き、自分の主張を伝え、合意まで導けること だと私は考えています。
先日、ご支援先でこんなことがございました。
経営者から、あるスタッフに、昇進の話をもちかけました。
この組織は、組織の再編やIT化やなんかで、 ちょうど大変な時期にさしかかるところです。
そして、このスタッフの方は、かなり責任感が強く、業務フローの作成など、 指示されていない業務も自己判断でやっておられました。
何の問題もないように思えるのですが・・・・ひと波乱!
経営者にとって、最もがっかりするひと言が、このスタッフの口から出てしまったからです。
『今は大変なときなので、もっと状況が整ったら、おうけしたい』
経営者にとっては、大変な時期だからともに頑張ってくれるひとが欲しい のは当然ですよね。
ただ、これは、よくよく聞くと、経営者側ががっかりする芯の部分の意味は含まれていないのですが、
言葉のかけちがいというよりも、 双方とも、少し間違ったのです。
何を間違ったと思われますか?
どちらも、まっすぐで間違ってはいないようですが、
どちらも、真意を相手に伝えることができていなかったのです。
何を求めているかという、リクエスト(要求事項)の伝達は、 なかなかに難しいものでございます。
この事例では、
◆ 経営者は、管理職として意欲的に動き、育っていって欲しい
と願っていたのですが
◆ スタッフは、完璧な管理職を求められ自信を聞かれた
と思い、自分はまだ未熟であると答えたつもり
だったワケです。
要するに、
経営側は、意欲的に努力する姿や、成長し続ける状況を期待し、
従業者は、失敗を恐れて、現状維持を選択するという、
立場と嗜好性の違いをお互いに理解できなかったのです。
相手のタイプを頭におきながら、
正しく伝えること
相手の意図をよくよく汲み取ること
私も、常に心がけて参りたいと思います。