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ひとの行動を理解する実証経済〜行動経済学1

経済学というと、どんな印象をお持ちでしょうか?

理論通りに、ことが進まないのが実社会だったり致します。

私自身も、大学では経済も学びましたが、 私の学科(特に所属するゼミ)は経済学部の中ではかなり異端で、学問より実証を第一としていた気が致します。

実際の経営に役に立つ経済学って、理論どおりに動かない“ひと”を理解して、 合理性と心理面を両だてで考える必要があると思うのです。

このように、 お客様の心理や顧客行動分析に主眼を置いた経済学を行動経済学と呼びます。

もともと、経済は、合理性とともに心理学の要素とも切り離すことはできません。 18世紀頃の有名な経済学者アダム・スミスの 『道徳感情論』や『国富論』の中にも、すでに合理性と心理面の関係が述べられています。

大学時代、アダム・スミスやケインズについての授業の中で、 このことの重みに気づいていたら!! 大学の授業も、かなり面白かったに違いないのにと、悔やばかりです。

その後に、 人間の認知活動(見る 聞く 理解 記憶 思考 コミュニケートなど) について研究する認知心理学が進んで、 経済学と心理学が融合した行動経済学が、確立されました。

そして、2002年には、行動経済学の第一人者として、 ダニエル・カーネマン氏が、ノーベル経済学賞を受賞!

当ブログでも何度か取り上げた、私の大好きな 『ゲームの理論』の ジョン・ナッシュ氏(ゲームの理論のナッシュの均衡というのは、彼の名から名づけられたものです)も、ノーベル経済学賞を受賞されています。

天才数学者ジョン・ナッシュ氏の半生は、 ビューティフルマインドという映画にもなりました。統合失語症を患いながらの研究でしたが、 彼の研究は、投資判断ツールなどにも活用されています。

合理的な行動予測に、人間が、かならずしも合理的には行動しないことに着目して、 人間の行動を心理面から考えたり、観察する側面を加えて、社会現象や経済行動を説明する 行動経済学は、経営層の方へイチオシです。

経済モデルに人間の心理を組み込んで、 経済実験やアンケート調査などから、マーケティング・・・という今のビジネスの進め方は、 行動経済学に沿ったものなのでございます。

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【文責】代表取締役 荒添美穂

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