広告の出し方2
広告の出し方1に続き、今回もWebサイトへの集客のための広告についてです。
広告やキーワード検索によって、Webサイトへ来ていただいたとしても、そのページが、見る人にとって魅力的・・・
つまり、見る人が期待する情報が掲載されていなければ、すぐに閉じられてしまうでしょう。 今回は、LPOについてふれてみたいと思います。
※LPOとは・・・
- Webサイト訪問者が、最初に訪れるWebページに着目し
- 最適なコンテンツ提供を工夫して
訪問者が、お問い合わせや会員登録や商品購入など、サイトが目的とすることへ繋ぐ割合を高めること
一般に、収益につながる何らかの取引に繋がることを『コンバージョン』と言って、 コンバージョン率をいかに高めるかが、工夫のしどころとなります。
3. 広告からどこのページに飛ばすか
検索連動型広告を出す場合に忘れてはいけないのが、 広告から飛ばすページの準備です。
検索連動型広告に限らず、チラシや他メディアでの露出でも、検索エンジンでの上位表示でも、同じことが言えるのですが、 『とりあえず、あるページに飛ばそう!』とか、いきなり購入ボタンのついた商品ページへ飛ばすといった安易な選択はしないでください。
どういうキーワードで検索してきた人かで、その人の特性(状況や商品知識)も違ってくるので、 当然、その人のに合わせたページに飛ばす必要があります。
たとえば、青汁を売りたいと考えて、【青汁】というキーワードで部分合致設定をすると、以下の場合のすべてがかかってきます。
各ケースで、広告のとび先のページは変えた方が良いことが、ご理解いただけるでしょうか。
?【青汁】で検索したひとは
青汁を買おうとしているひとばかりではなく、いろいろなケースが混在していて、もしかしたら、青汁を試すかどうか、迷っている・・という状況かもしれません。
この場合の広告が最も難しく、買う気持ちの全くない方ばかりを誘客しても、コスト(クリック数)だけがかかることにもなりかねません。
◆買う気のひとを選別できる表現とするか、
◆「飲んでみようかな」 と思わせるページを作って待ちましょう。
?【青汁+通販】で検索したひとは、
・ 青汁を買おうと思っている
・ 原料による違いへのこだわりはないか、違いがわからない
・ どんなものがあるか探してみている
つまり、漠然と、健康やダイエットのために、青汁ってどうなのかな、
いくらくらいで、どんな商品があるだろう・・・レベルが多いでしょう。
広告・ページともに、「比較」「評判」「違い」など、差異化を感じさせる内容を準備しましょう。
?【メーカー名+青汁】で検索したひとは、
・ 買いたい商品が、だいたい定まっていて、買おうと思っている
・ お得に買えるショップを探している
広告・ページともに、「最安値」「送料無料」「ポイント還元」など、販売店の中での自店のお得さを訴えましょう。
このように、部分一致では、青汁とセットで検索される言葉によって、異なる状態にある方の目に触れることを認識して、やみくもにクリックを増やすのではなく、呼び込むページにマッチした状態の方にクリックされることを目指されてはいかがでしょうか?
広告費用を抑えて効果をあげるために、あえて全文一致とするかどうか、判断が必要です。
人気キーワードでは、クリック価格(入札)が高騰しがちですから、あえて、もう一語を追加して、対象をより具体的に絞ることもお考えください。
来訪数(広告クリック数)ではなく、コンバージョン率(売上貢献度)を上げることが大切です。
4. YahooかGoogleか
・ Yahooオーバーチュアの「スポンサードサーチ」か、
・ Googleの「アドワーズ」か、
・ 両方か、
きっと、皆さんがお迷いになると思います。
料金については、1.検索連動型広告(リスティング広告)の費用についてをご覧頂くとして、同じキーワードに対するクリック単価は、Yahooの方がお高めとなることが多いようです。
コンバージョン率(売上貢献度)を売上額でなく、利益を考えて、利用状況をコントロールして下さい。
新バージョンでは、どちらも運営方法は、似た感じとなっています。
5. 消費者参加型広告について
最近では、個々の検索履歴などから、好みを探って、個々に違う検索結果を出すという、消費者の嗜好に基づく広告の仕組み、消費者参加型広告が増えてきました。
また、消費者参加型広告を拡張した、PPT(Pay Per Touch)広告という分野も出てきました。
4.までにご説明した検索連動型広告は、別名PPC(Pay Per Click)広告と呼びます。
横文字が多くてアレルギーが出そうですが、PPC広告の中に、PPT(Pay Per Touch)広告が出てきたとお考え頂いたら良いかもしれません。
これらは、セカンドライフやYahooのアバターの行動から、触れたものに関する広告を発信するというもので、消費者の行動に沿った広告を出すという点で、消費者参加型広告と呼んでいるわけです。
何にしても、費用対効果をよくよく分析して、展開していただければと思います。