検索エンジンの理解と対応(2)
検索エンジンの理解と対応(1)で、検索エンジンに好まれるサイトとはどんなものか、検索エンジンと仲良くするためのツールなどのお話をしました。
今回は、もう少し具体的に、YahooとGoogleの違いや、検索結果から自サイトを選んでクリック(訪問)して貰うための工夫について書きたいと思います。
1.検索エンジンごとの対応
一言で、SEO(検索エンジン最適化=検索結果の上位にのる)対策と言いますが、検索エンジンそれぞれに特質があります。 YahooとGoogleは、ブラウザ(※Webサイトを見るソフト)のツールバーに検索窓が付くようになって、用途によって使い分ける人も増えてきました。
・ Yahooは、お買い物や生活に根ざした情報の検索に
<・ Googleは、広い知識が欲しいときや専門的な情報の検索に
検索エンジンそれぞれのポリシーによる違いを使う人も感じているのでしょう。
ただし、双方とも、順位付けのルール(アルゴリズム)の変更や、順位下落処置(フィルタ)などにかかって、 突然、順位変動が起こることもあるので、日々注意してチェックしていかなければいけません。
1) Yahooについて
『あなたの生活をより豊かにする“ライフ・ エンジン”を目指す』というポリシーのもと、 ショッピングやコミュニティに関するサイトで、しかも有償でのYahooのカテゴリ登録やYahooショッピングに出店といったことを優遇します。
同じページを複数持ったり、キーワードと異なるページ内情報などを見つけると、順位が落ちることがあるようです。
Yahooのサイトエクスプローラーで、自サイトの情報を直接 Yahooにフィード(お知らせ)したり、自サイトのどのページが、いつ、どんな風にインデックス(認知)を受けているかを知ることもできますので、ご活用ください。
2) Googleについて
最新情報をいち早く、たくさんの情報を提供するというポリシーのもと、マメに更新されるサイトが優遇されます。 被リンク数やリンクの質、アクセス数で人気を評価しています。
Googleの提供するウェブマスターツールで、自サイトの情報を直接Googleにフィード(お知らせ)、 どんなインデックス(認知)を受けているかもチェックをしておきましょう。
サイトエクスプローラーやウェブマスターツールは、 登録さえしてしまえば、Webサイトで閲覧するだけですから、是非、経営者自身でチェックしてください。
さて!
では、それではとりあえず、各検索エンジンでは、期待するキーワードで上位表示され たとしましょう。 まだまだ、嬉しがってばかりはいられません!その後、自サイトに来てもらうには、もうひとつ関門があるのです。
2.検索結果からサイト訪問まで
それの関門とは、『検索結果にどのように表示されるか』ということです。
例え、1番に表示されても、そのタイトルやサイト内容の説明文が魅力的でないと、 検索した人は、あなたのサイトを選びません。検索者が、どんなことを求めているかを理解して、 ぴったりの文章が表示されるようにします。SEO対策と称して、タイトルにキーワードを羅列している方も見かけま すが、それでは、実際のアクセス数は増えないのです。
どんなタイトル・文章が良いかの判断基準として、“ペルソナ”はここでも大活 躍です。
(※ペルソナについての記事はこちら)
既にサイトをお持ちの方は、タイトルの下に表示されるサイト説明文がどのようになっているかを確かめてください。
検索エンジンで上位表示されないので、どんな文章が出てくるか、わからないという方は、 4.順位の変化観察(次週記事)の項で確認手段を説明いたしますので、少々お待ちくださいませ♪
タイトル下のサイト説明文は、メタタグのディスクリプションというところで指定した文章が出るものと、 サイトページ中のキーワード近辺の文章がでるものとがあります。
Yahooのカテゴリに登録している場合は、Yahoo !カテゴリに掲載されているタイトルと説明文が出るので、この文章が魅力的でない場合は、引用しない指定をしておいて下さいね!(NOYDIR タグ)
このとき、メタタグのディスクリプションとサイトの頭の一行で、キーワードをちりばめた魅力的な文章を入れておかれることをお勧めしています。
Webがわからないから任せきり・・という経営者さんは、ページを保守している方に、 『サイト説明文は、○○○と出るようにして』というお願いをされてはいかがでしょうか。
Webサイトでも、チラシのデザインや印刷と同じく、チラシ作成自体は自分でできなくても、 その内容については指示をする・・・のと同じに考えて頂けると、前向きになれるのでは・・・・