アクセスログの見方(1)
前回にあげました、検索エンジンの理解と対応、試してみられましたでしょうか?
いや・・・難しすぎる!と思われた方!
メールのやり取りが精一杯くらいの方が、『こんな難しいこと、無理です!』と叫びつつ、 半年後には、立派にWebマーケティングを実施されていますので、諦めないで下さい。
顧客行動を“ペルソナ”で理解して、検索エンジンとの親和性を高めたら、あとは、
- 予測が正しかったかどうか
- 他に見過ごしたペルソナはいないか
- もっとニーズに適合するにはどうすればよいか
を確かめる必要があります。
今回は、予測を確かめ、予測外の芽を見つけ出す手段としてのアクセスログの見方についてお話します。
Webサイトへ来訪してくださった方については、実店舗への来店以上に、アクセス(訪問)の履歴(ログ)として、理解しやすくなっています。でも、これを有効に活用されている方は、あまり多くないようです。
1.アクセスログについて
アクセスログといっても、いろいろな解析ソフトがあり、 有償のもの無料のもの、各機能も様々です。
欲しい機能=ログを見て判断して欲しいことは、以下のようなことです。
【サイトへの来訪者の個別情報】
どこからやってきたか(参照元、検索ワードなど)
どのページから、閲覧開始したか
各ページから、どのページへ移動したか
各ページの滞在時間
何にいちばん興味を持ったか(滞在時間の長いページ)
どのページで、去ったか
どこの地域の方か
【サイトへの来訪者の統計情報】
セッション(来訪)数
ページビュー(読まれたページ)数
直帰(開いたページをそのまま閉じる)率
ひとりが、何ページくらいを読むか
人気の高いページ、人気のないページ
広告や、ページ更新、メルマガの効果
実際の顧客行動と、予測した購入ストーリーとの違い(時間、曜日、他による行動パターン)
予想外の動き、予想外の顧客、予想外のニーズの有無
アクセスログを見るとは、前述のような内容を把握して、考えて、 新しい対策へ反映することです。
くれぐれも、担当者や業者さんから送られてくる数字をただファイリングして、『アクセスログ、見てます!』 と思い込まないようにしてください。
2. アクセスログソフトは何が良いか
アクセスログは、ソフト(プログラム)によって取得します。
アクセスログ解析結果を提供してくれるのは、
- ? レンタルサーバーの無償機能
- ? レンタルサーバーの有償機能
- ? Google や FC2などが提供する無償ソフト
- ? 業者が販売する有償ソフト
- ? 業者が分析代行して、報告書が来るサービス
などです。
??は、レンタルサーバーのコントロールパネルからログインして、見に行きます。 ?は、GoogleやFC2のサイトからログインして、見に行きます。
個人的な意見としては、コストも時間もかけたくない方は、Googleのアナリティクスをおすすめしています。 いくつかで確かめたいなら、??を組み合わせて設定してください。
?のような有償のソフトをお選びになるときには、必ず、お試し期間やデモソフトを使って、 ??と比較してから、選定購入をしましょう。